研究開発PRODUCTS

Research & Development次の時代を見据えるカイバラの研究開発

カイバラでは、さまざまな試験機器を利用し、機械的性質や摺動特性データを基にお客様のニーズに合わせた高性能摺動部材の開発を行っております。
今後も、さらに摺動特性の向上を目指し、カイバラオリジナル材の改良および新規開発を続けてまいります。

DLC成膜イメージ

DLC
Coating
DLC成膜

DLCとはDiamond-like Carbonの略で、ダイヤモンド(SP3構造)とグラファイト(SP2構造)の中間的な構造をもつ非晶質(アモルファス)の硬質膜です。
当社はプラズマイオン注入法(Plasma Based Ion Implantation and Deposition, PBII&D法)の成膜装置を導入しました。当社の強みである摺動特性データを活かし、耐剥離に特化したDLC膜の開発を行っています。
成膜装置メーカー名:栗田製作所

DLCイメージ
摩擦摩耗テストイメージ

Friction and
Wear Tester
摩擦摩耗試験機

当社では、スラストシリンダー式(メーカー名:神鋼造機)の摩擦摩耗試験機と、軸受け試験機(当社製作)を所有しています。
円筒の端面を平板試験片に押し付ける試験を行い、負荷を段階的に増加させながら摺動させ、荷重・速度の上限を評価する焼き付き試験と、一定の荷重・速度で摺動させて摩擦力と摩耗量を評価する摩擦摩耗試験を行います。

マイクロスコープイメージ

Microscopeマイクロスコープ

摺動面の観察や、金属組織・欠陥の観察、製品洗浄後のコンタミネーション評価などを行います。
メーカー名:キーエンス、型式:VHX-6000